体力やコンディション、そして個人差にもよるが、セックスってやろうと思えば一晩で何回もできちゃうよな。そしてヤればヤるほど女性は満足して喜んでくれるという思いもある。
“中折れ”しないタフさや、何回戦でもヤレるスタミナがあるっていうのが、「男性力」「絶倫」としてセックス相手の男性の評価に繋がっている、という印象も皆さんにはあるかもしれない。
1日の平均セックス回数は何回?
男性が1日(一晩)でする、できるセックスの回数は、1~2回というのが一般的だな。ただ、年齢や世代にもよるところは大きいし、日本人は比較的セックスは淡泊な傾向がある。
一般的なアンケート結果でも、2回以下の人が3割、3~4回が4割と大多数を占める。もちろん5回、6回とする人もいるが、さすがに割合は減っていく。
3回だってなかなかやってるなという印象だが、アンケートの対象者が若く、セックスに探求心や興味が大きい年代だからだと言える。
ここで大事なのは、男女ともに合意の上で回数を重ねるのはいいが、お互いの意見が食い違ってしまうと、回数が多いからいいってもんじゃないってことだな。
若いうちはセックスの回数を追い求めがち
俺も若い頃は2回戦以上ヤるのが当たり前、と思ってた時期があった。ちなみに最高は5回。スタミナにはそんなに自信がなかったけど、若さと勢いでなんとかなっていたような気がする。
今思えば当時は出会うきっかけが現在と比べて少なく、その一晩でセックスの回数を稼がないと!といった焦りだったり、貧乏性みたいな感じもあったんだと思う。まあ、いろんな意味で若さゆえ、いわゆる若気の至りって感じだ。
それを振り返ってみて、今現在アラフォーになって改めて思うのは「セックスは回数じゃない」ってこと。
「セックス回数が多い方が女性は喜ぶ」は男の思い込み
「セックスの回数が多い方が女性は喜ぶ」と書いたが、まさに、あくまで男の“思い”つまり思い込みであって、実際の女性の感覚、本音とはかけ離れてる。これはもう多数のセフレに実際に俺が聞いた声の数々が証明しているぞ。
もちろん“回数があればあるだけ嬉しい”という女性も中にはいるが、それはかなり少数派。
なので「セックスの回数が多い」=「絶倫」=「女性が喜ぶ」という短絡的な発想はしないほうがいいだろう。
女性が語る「セックスの回数は少なくていい」理由!
ではなぜ「セックスの回数は少なくていい」のか。その辺を、俺のセフレたちに聞いた話から解説してみよう。
俺のセフレたちは、出会い系を使ってセックス相手を探しているぐらいなので、一般的な女性よりもセックスの経験は豊富で、セックスに前向きだ。いや“貪欲”ぐらいは言ってもいいかもしれない。
そんな彼女たちは、イメージ的にセックスの回数を求めていそうな感じがするが、ほぼほぼ「満足させてくれれば1回でいい」と言っているぞ。
話のなかでよく出てくるのが、
「体力も、回復力もないので2回戦目以降のセックスは中味スカスカ」
「回数やって、こっちが喜んでると思い込んでいるのがキモい」
「長い間繋がっていられるのは嬉しいけど、セックスの回数をこなそうとして無理して早く出そうとしているのを察すると萎える」
「体の相性もあるんだろうけど、2回目以降のセックスはあまり濡れなくて苦痛に耐えるだけ」
などなど男にとっては辛辣な言葉の数々が並ぶ。
「回数をこなすことありきのセカセカしたセックス」、そして「2回戦以降のパワーダウンした状態でのセックス」には嫌気が差しているようで、こういった意見が出てくる。
“少数派”だった「回数はあればあるだけ嬉しい」の彼女は、結構相手の男性に恵まれているらしく、最初の1回戦目も2回戦以降も変わらないペースで淡々と、それでいて濃密なセックスをしてくれるらしい。ただ、これはかなりのレアケースと言えるだろう。
セックスの回数を稼ぐ=男の自己満足
俺も含めて、大多数の男性は2回戦以降、最初の1回目と同じパワフルさ、テンションでのセックスってのはちょっと難しいものだ。
それは十分承知しているはずなんだが、意味のない「絶倫」アピールをしようとして頑張っちゃう。そういう無駄なところが女性的には耐えられないということだ。
結局、2回戦目以降なんていうのは“回数を稼いだ”という、しょーもない、男の小さな自己満足のためにやっているようなものだ。
女性は回数よりも満足感のある1回のセックスを求めている
これもセフレからの話だが、
「セックス回数は少なくても、つまり1回でも構わないから、そのかわり1回でしっかり満足させて欲しい」
とのこと。つまり「量より質」が大事ってことだ。若い頃の俺に聞かせてやりたい。
俺の例で語ったように若いうちは体力的に、そしてせっかく女性とベッドインしたんだからヤれるだけヤらなきゃもったいない的な感覚で、回数をバリバリこなしがちだが、その時点で「1回のセックスを濃密なものにして、より満足させる」ことを主眼に置いて、その鍛錬に励んでいれば、もっと若いうちからセフレを沢山作ることができたかもしれない。後悔先に立たず。
だからもしこれを読んでいる男性のうち「俺は絶倫!一晩に何回でもヤれる!」とか、変に自信を持っている人がいたなら、その考えは改めよう。繰り返しになるが、セックスは量より質が大事だぞ。
一晩のセックス回数より、連日ヤるほうが大事
そしてこれもセフレからの情報だが、
「一晩のセックス回数よりもちゃんと連日愛してくれるほうが嬉しい」
なんて声もあった。これは出会い系やセフレとかではなく、夫婦だったりカップルで同棲してたりという間柄の話になるわけだが、要は回数だけバリバリこなして、そのあと疲れ果てて、次のセックスが1週間後とかになっちゃうんだったら、一晩のセックスは1回でいいから毎日とか、1日おきとか、カレンダー上で回数を重ねられるほうが女性としては嬉しいとのこと。
これは覚えておいて損はないと思うぞ。確かに、これも俺の体験としてある。3回戦、4回戦やったあとは、満腹感というか「しばらくはセックスはいいや」という気分になってしまう。
これも若い頃に知っていれば、一晩のセックス回数はセーブしてスタミナを温存して、満足のいくセックスを連日こなすことができたのにな。
後悔ばかりだが、ホント、誤った知識、思い込みほど余計なものはない。それは納得してもらえると思うし、改めるべきところは改めたほうがいいだろう。
女性を満足させる質の高い1回のセックス その秘訣
ではその一晩に1回だけのセックス。ある意味、入魂の一発をどうすれば満足してもらえるかだが、これはもうこれまで散々語ってきたことなので、細かくは言わない。要点にだけ少し触れてみよう。
男のセックスは挿入→発射がメインとなるが、それに対して女性のセックスの受け止め方はまったく違う。
挿入されて膣が刺激され気持ち良くなるのは確かだが、それがメインじゃなく、あくまでセックスの最初から最後までトータルで満足できるかどうかがカギとなる。
だから女性は「イかなくても満足できるセックス」があったりするぞ。男性にとってみれば射精しないで終わるセックスなんてあり得ないので、この感覚の違いはなんとなく把握してもらえるだろう。
トータルで満足させるにはどうすればいいのか。それは最初のキスするところから適当にやらずに、愛情を持って丁寧なセックスを心がけていけばいい。要はガッツかない、ということが一番大事だ。
もし「回数こなしたる!」という誤った意識があると、前戯とか雰囲気とかはそっちのけで挿入、ピストン、発射を直線的に目指す雑なセックスになるよな。
いかに回数をこなす、稼ぐのを主眼に置いたセックスが女性にとって嫌われるか、改めてわかってもらえたと思う。
同じことはこれまで何回も書いてきたと思うが、女性は別の生き物、男性とは違ったセックスに対する思考回路がある…ということを肝に銘じてセックスに励むべきだ。
回数の幻想は捨て去って、「量より質のセックス」を目指して欲しい。
回数をこなせなくなったアラフォーのオッサンが、若い男性をひがんで言ってるわけではない。むしろ若いうちから量より質のセックスを学習し、鍛錬しておいた方が絶対にいいってことだ。
ただし、サクラだらけの悪徳サイトに登録しても、絶対に出会えないばかりか無駄にお金を消費するだけだ。サイト選びは絶対に間違えないで欲しい。